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ハワイ旅行の荷造りをしていると、「スマホの充電器はそのまま使える?」「変換プラグや変圧器は買っておくべき?」「いつものヘアアイロンは持っていって大丈夫?」と、電気まわりで迷う方が多いはずです。家電量販店の旅行用品コーナーには変換プラグや変圧器がずらりと並んでいて、何を買えばいいのかわからなくなりますよね。
この記事では、ハワイの電力会社(ハワイアン・エレクトリック)の供給規程と、日本の家電メーカー・変圧器メーカーの案内をもとに、ハワイのコンセントと電圧、持っていく電化製品ごとの使える・使えないの見分け方をまとめました。コードレスヘアアイロンやモバイルバッテリーを飛行機に持ち込むときのルールも紹介します(2026年10月時点の情報です)。

まず結論:ハワイの電気は「形は同じ、電圧は少し高い」
- コンセントの形は日本と同じAタイプ(アース用の丸い穴がついたBタイプも多い)。日本の2本ピンのプラグはそのまま挿せるので、変換プラグは基本的に不要です
- 電圧は120V(日本は100V)、周波数は60Hz。スマホ・パソコン・カメラの充電器の多くは「100-240V」対応なので、そのまま使えます
- 注意が必要なのはドライヤーとヘアアイロンなど熱を出す家電。「100V」としか書かれていない国内専用の製品は、ハワイでは使えません。変圧器を使う方法もありますが、容量の大きな変圧器が必要で現実的ではないため、海外対応の製品を選ぶか、ホテルのドライヤーを使うのがおすすめです
ハワイのコンセントの形と電圧
コンセントはAタイプ(またはBタイプ)
ハワイを含むアメリカのコンセントは、縦長の穴が2つ並んだAタイプか、その下にアース用の丸い穴がついたBタイプです。日本のコンセントと同じ形なので、日本の家電の2本ピンのプラグは、Bタイプのコンセントにもそのまま挿せます。
よく見ると、アメリカのコンセントは2つの穴の片方が少し長くなっています。日本のプラグは2本のピンが同じ幅なので、どちら向きでも挿せます。一方、日本の家電でもアース用のピンがついた3本ピンのプラグなど、形が違うものは挿さらない場合があります。
電圧は120V・周波数は60Hz
オアフ島などで電気を供給しているハワイアン・エレクトリックの供給規程(Rule No. 2「Character of Service」)では、一般家庭などの単相の電気は120/240V(場所によっては120/208V)、周波数は約60Hzと定められています(Hawaiian Electric「Rule No. 2 Character of Service」(PDF・英語))。ホテルの部屋のふつうのコンセントは120Vで、日本の100Vより2割ほど高い電圧です。
周波数は西日本と同じ60Hzです。いまの電化製品の多くは「50/60Hz」両用なので、東日本で使っている製品でも周波数を気にする必要はほとんどありません。
使える?使えない?製品のラベルの見方
「INPUT」の欄に「100-240V」とあればそのまま使える
電化製品が海外で使えるかどうかは、充電器(ACアダプター)や本体に書かれている小さなラベルで確かめます。見るのは「INPUT(入力)」の欄です。
| ラベルの表示の例 | ハワイでは |
|---|---|
| INPUT: AC100-240V 50/60Hz | そのまま使える |
| AC100-120V/200-240V(電圧切替スイッチつき) | スイッチを「120V」側にして使える |
| AC100V、または「国内専用」 | 使えない(変圧器が必要) |
変圧器メーカーのカシムラも、「100-240V対応」の製品は変圧器が要らず、100V専用の製品は変圧器が必要と案内しています(カシムラ「変圧器、変換プラグの選び方」)。なお、変換プラグはプラグの形を変えるだけで、電圧は変わりません。100V専用の製品に変換プラグをつけても、120Vの電気がそのまま流れます。

製品別の目安
| 製品 | 多くの場合 | 確かめること |
|---|---|---|
| スマホ・タブレットの充電器 | そのまま使える | 充電器の「INPUT」の表示 |
| ノートパソコン | そのまま使える | ACアダプターの表示 |
| カメラ・ゲーム機の充電器 | そのまま使えることが多い | 充電器の表示 |
| 電動歯ブラシ・シェーバー | 製品による | 本体や充電台の表示 |
| ドライヤー | 国内専用が多い | 電圧切替スイッチの有無 |
| ヘアアイロン | 国内専用と海外対応がある | 本体の表示・説明書 |
スマホやパソコンの充電器は、ほとんどが世界中の電圧に対応しています。それでも、古い製品や付属品でない安い充電器では100V専用のこともあるので、出発前に一度ラベルを見ておくと安心です。
ドライヤーとヘアアイロンは要注意
国内専用の製品は、変圧器を使っても使えない
パナソニックは、ドライヤーとヘアアイロンの国内用の製品(AC100V)は海外では使えず、変圧器を使っても電圧が不安定になる場合があり、故障や事故につながるおそれがあると案内しています。海外で使えるのは、自動で電圧が切り替わるものや、電圧切替スイッチのついた「海外・国内両用」の製品です(パナソニック「海外で使えるヘアアイロンは」、パナソニック「海外で使えるヘアドライヤー・くるくるドライヤーは」)。
他のメーカーの製品も、まずは本体や説明書で対応電圧を確かめてください。「120Vなら日本と2割しか違わないから大丈夫」と考えて国内専用の製品を使うと、熱くなりすぎたり、壊れたりするおそれがあります。
変圧器を使うなら容量に注意
どうしても国内専用の製品を使いたい場合は、120Vを100Vに下げる変圧器(ダウントランス)が必要です。カシムラによると、ドライヤーやヘアアイロンのような熱を出す家電は、消費電力の3倍をカバーする容量の変圧器が必要で、たとえば消費電力1,200Wのドライヤーなら3,600Wまで対応できる大型の変圧器になります(カシムラ「変圧器、変換プラグの選び方」)。
そこまで大きな変圧器はかさばって重く、旅行に持っていくのは大変です。ドライヤーは、ワイキキの多くのホテルで客室に備え付けられているので、予約したホテルの公式サイトで「Hair dryer」があるか確かめておけば、持っていかずに済むことがほとんどです。
ヘアアイロンは海外対応の製品が便利
ヘアアイロンはホテルに置いていないことが多いので、毎日使う方は海外対応の製品を用意すると便利です。「海外対応」「AC100-240V」と書かれたものを選べば、ハワイでも日本と同じように使えます。
充電を快適にするコツ
USBポートが複数ある充電器を1つ持っていく
家族や友だちと旅行すると、スマホ、モバイルバッテリー、イヤホン、カメラと、夜に充電したいものが一気に増えます。部屋によってはベッドの近くのコンセントが少なく、充電器の取り合いになりがちです。USBポートが複数ある充電器を1つ持っていけば、1つのコンセントでまとめて充電できます。
コンセントから離れたベッドで充電したいときは、旅行用の小さな電源タップも便利です。電源タップや延長コードも、ハワイのコンセントにはそのまま挿せます。ただし、ドライヤーなど消費電力の大きい家電をつなぐと、タップの容量を超えることがあるので、熱を出す家電は壁のコンセントに直接挿しましょう。
バスルームのコンセントの「RESET」ボタン
アメリカのホテルのバスルームなど水回りのコンセントには、「TEST」「RESET」という2つのボタンがついたものがあります。漏電を感知すると電気を止める安全装置(GFCI)で、アメリカの電気の規格では1975年からバスルームのコンセントに求められています(米国消費者製品安全委員会(CPSC)「What is a GFCI?」(PDF・英語))。
ドライヤーを使っている途中で急に止まったときは、この安全装置が働いた可能性があります。手が乾いていることを確かめてから「RESET」ボタンを押すと、電気が戻ることがあります。それでも使えないときや、何度も止まるときは、無理に使わずフロントに連絡してください。

飛行機に持ち込むときのルール
モバイルバッテリーは機内持ち込みのみ・1人2個まで
モバイルバッテリーは預け入れ荷物に入れられず、機内に持ち込む必要があります。さらに国土交通省は、国際民間航空機関(ICAO)の基準の改訂を受けて、2026年4月24日から次のルールを加えました(国土交通省の報道発表(2026年4月14日))。
- 機内に持ち込めるモバイルバッテリーは1人2個まで(160Wh以下のものに限る)
- 機内でモバイルバッテリーを充電しない
- 機内でモバイルバッテリーからスマホなどを充電しない
航空会社ごとに追加のルールがあることもあるので、利用する航空会社の案内もあわせて確認してください。持ち物全体の注意は「ハワイ旅行の持ち物リスト」にまとめています。
コードレスヘアアイロンは電池の扱いに注意
ヘアアイロンは、タイプによって飛行機のルールが違います。ANAの国際線の案内では、次のように説明されています(ANA「機内持ち込み・お預かりに条件があるもの(国際線)」、2026年10月確認)。
| タイプ | 機内持ち込み・お預け |
|---|---|
| コンセント式 | どちらも可能 |
| ガス式 | 熱源に安全カバーがついていれば可能(1人1個まで。詰め替え用ガスは不可) |
| 電池式(コードレス) | 電池を取り外せるか、同じ働きのフライトモードなどを適切に設定すれば可能。取り外したリチウム電池は機内持ち込みのみ |
電池を取り外せず、フライトモードなどの機能もないコードレスヘアアイロンは、持っていけないことがあります。ルールは航空会社によって違うので、JALや外国の航空会社を利用する場合は、各社の案内を確認してください。旅行には、コンセント式の海外対応ヘアアイロンがいちばん手間がかかりません。
よくある質問
Q. 変換プラグは買っていく必要がありますか?
ハワイのコンセントは日本と同じ形なので、日本の2本ピンのプラグなら基本的に必要ありません。ハワイのあとに別の国へ行く周遊旅行なら、その国のコンセントの形に合わせて用意しましょう。
Q. スマホの充電器はそのまま使えますか?
多くの場合、そのまま使えます。充電器の「INPUT」の欄に「100-240V」と書かれていれば大丈夫です。
Q. 日本のドライヤーをハワイで使ったらどうなりますか?
国内専用(AC100V)のドライヤーは、ハワイの120Vでは使えません。メーカーは故障や事故につながるおそれがあると案内しています。電圧切替スイッチのついた海外対応の製品を使うか、ホテルのドライヤーを使いましょう。
Q. ハワイの電化製品を日本で使えますか?
ハワイで買った電化製品は120V用のものが多く、日本の100Vでは十分に動かないことがあります。ラベルの「INPUT」の表示を確かめて、「100-240V」などと書かれているものを選ぶと安心です。
Q. ホテルの部屋にUSBの差し込み口はありますか?
ベッドサイドのランプや時計にUSBポートがついている部屋もありますが、ホテルや部屋によって違います。ないことも考えて、USB充電器を1つ持っていくと困りません。
まとめ
ハワイのコンセントは日本と同じAタイプ(またはBタイプ)で、変換プラグは基本的に不要です。電圧は120V・周波数は60Hzで、スマホやパソコンの充電器はそのまま使えるものがほとんどです。
気をつけたいのは、ドライヤーやヘアアイロンのような熱を出す家電です。「AC100V」としか書かれていない国内専用の製品は使わず、海外対応の製品を選ぶか、ホテルのドライヤーを使いましょう。出発前に、持っていく製品のラベルの「INPUT」を一度確かめておけば、現地で困ることはまずありません。
もんちゅの勝手な感想ですが、ハワイの夜は充電器の取り合いでちょっともめがちなので、USBポートの多い充電器が1つあると、旅の仲間との平和が守られる気がします。持ち物全体は「ハワイ旅行の持ち物リスト」、現地での通信手段は「ハワイは WiFi レンタルと eSIM どっち?」もどうぞ。
※ 記事の情報は2026年10月時点のものです。製品の仕様や航空会社のルールは変わることがあるので、最新の情報は各メーカー・航空会社の公式サイトで確認してください。
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