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ハワイ旅行の準備でまず迷うのが、スーツケースの大きさです。「5泊ならどのサイズ?」「家族で1個ずつ必要?」「鍵はかけたほうがいい?」と考え始めると、意外と決められないものです。しかもハワイは、帰りにお土産や買い物で荷物が一気に増える旅先です。行きにぴったりのサイズを選ぶと、帰りに入りきらなかったり、航空会社の重さの上限を超えて追加料金がかかったりします。
この記事では、日数別のサイズの目安、日本〜ホノルル線を飛ぶ航空会社ごとの預け荷物の個数・重さ・大きさの上限、TSAロックと鍵のかけ方、ベルトや液体の入れ方、帰りに荷物が増えたときの対処までをまとめました。航空会社の規定は各社の公式サイトで確かめた2026年11月時点のものです。規定は運賃や予約クラスで変わることがあるので、最終的には予約した航空券(eチケット)の表示で確かめてください。

まず結論:ハワイのスーツケースはこう選ぶ
- サイズは「帰りの荷物」で決める。4泊6日なら60〜75リットル前後(Mサイズ)を1人1個が目安。お土産をたくさん買う予定なら、ひと回り大きくするか、折りたたみバッグを入れていきます
- 大きさの上限は航空会社で違う。JAL と ZIPAIR は3辺の合計203cmまでですが、ANA は158cm、ハワイアン航空は157cm(62インチ)まで。大型のスーツケースは、ANA とハワイアン航空ではサイズ超過になることがあります
- 重さは1個23kgまで(エコノミー)が基本。スーツケースそのものの重さも含まれるので、帰りは空港へ行く前に量っておきます
- 鍵をかけるなら TSA ロック。アメリカでは保安検査で預け荷物を開けることがあり、TSA ロック以外の鍵は壊されることがあります
- モバイルバッテリーはスーツケースに入れない。預け荷物には入れられないので、機内持ち込みの手荷物へ
日数別:スーツケースのサイズの目安
スーツケースの容量は、一般に「1泊あたり10リットル前後」が目安と言われます。ハワイは夏服が中心で荷物はかさばりにくいので、行きは少し余裕があるくらいで十分です。ただし、帰りはお土産が増えることを考えて選んでください。
| 日程 | 容量の目安 | サイズの呼び方 | こんな人に |
|---|---|---|---|
| 3泊5日 | 40〜60リットル | S〜Mサイズ | 荷物が少なめ・買い物はほどほど |
| 4泊6日 | 60〜75リットル | Mサイズ | いちばん多い日程。1人1個ならこのあたり |
| 5〜6泊 | 75〜90リットル | M〜Lサイズ | 買い物が多い・子どもの荷物も入れる |
| 7泊以上 | 90リットル以上 | Lサイズ | 長期滞在・家族の荷物をまとめる |
※ 容量の呼び方(S・M・L)はメーカーによって違います。表は一般的な目安です。
迷ったときは、**「行きはスーツケースの7割ほどまで」**を目安にすると、帰りのお土産を入れる余裕が残ります。持ち物そのものは「ハワイ旅行の持ち物リスト」にチェックリストでまとめています。
家族旅行は「大きいのを1個」より「Mサイズを2個」も考える
家族の荷物を大きなスーツケース1個にまとめると、重さが23kgを超えやすくなります。フルサービスの航空会社なら、エコノミーでも1人2個まで預けられることが多いので(次の章で詳しく)、Mサイズを2個に分けるほうが重さの超過を避けやすいことがあります。重いスーツケースは、ホテルの部屋やワイキキの歩道で動かすのもひと苦労です。
航空会社別:預け荷物の個数・重さ・大きさ(エコノミークラス)
日本からホノルルへの直行便を飛ばしている航空会社のうち、規定を公式サイトで確かめられたものを比べました(2026年11月時点)。
| 航空会社 | 無料で預けられる個数 | 1個の重さ | 1個の大きさ(3辺の合計) | 重さの超過料金(1個) |
|---|---|---|---|---|
| JAL | 2個 | 23kgまで | 203cmまで(キャスター・持ち手を含む) | 23kg超〜32kg:10,000円 |
| ANA | 0〜2個(運賃による) | 23kgまで | 158cmまで(キャスター・持ち手を含む) | 23kg超〜32kg:6,000円 |
| ハワイアン航空 | 2個 | 50ポンド(約23kg)まで | 62インチ(約157cm)まで | 70ポンド(約32kg)まで:10,000円 |
| ZIPAIR | 0個(1個目から有料) | 30kgまで | 203cmまで | 30kgを超えると預けられない |
出典: JAL「お預けのお手荷物」、ANA「無料でお預かりする重さ・サイズ・個数」と「超過手荷物料金」、アラスカ航空・ハワイアン航空「Checked baggage」(英語)、ZIPAIR「手荷物について」(いずれも2026年11月2日確認)。超過料金は日本で支払う場合の金額で、ホノルルで支払うときは米ドルです。
表のほかにも、次の点に気をつけてください。
- ANA は運賃によって無料の個数が違います。エコノミークラスは「0〜2個」と案内されていて、航空券に記載された個数が適用されます。安い運賃では1個のことがあるので、予約画面で確かめてください
- ハワイアン航空は、日本線の手荷物の規定がアラスカ航空のサイトに載っています。アラスカ航空との統合で、案内ページがアラスカ航空のサイトにまとまりました(便名の変更は「日本からハワイへの直行便」で紹介しています)
- ZIPAIR は重さではなく「個数」で料金がかかります。10kgの荷物でも3個なら3個分です。料金は区間と購入のタイミングで変わり、空港やコンタクトセンターで払うと事務手数料1,000円が加わるので、Web で事前に買っておくのがおすすめです
- デルタ航空(羽田〜ホノルル)は、運賃の種類によって無料の個数が変わります。予約画面の手荷物の欄で確かめてください
- ビジネスクラス・上級会員は上限が増えます(JAL のビジネスクラスは3個・1個32kgまで、など)。プレミアムエコノミーは JAL・ANA ともエコノミーと同じ1個23kgまでです
大きなスーツケースは「3辺の合計」に注意
いちばん見落としやすいのが大きさです。容量100リットルを超えるような大型のスーツケースは、3辺の合計が160cmを超えるものが少なくありません。JAL なら203cmまで無料ですが、ANA(158cm)とハワイアン航空(約157cm)では、サイズ超過の料金がかかることがあります(ANA は158cm超〜292cmで1個20,000円)。
スーツケースを買うときは、商品ページの「3辺の合計」や「預け入れ:◯cm以内」の表示を確かめましょう。158cm以内に収まるものなら、どの航空会社でも大きさの心配が減ります。
機内持ち込みの大きさと重さ
機内に持ち込める手荷物は、JAL の場合、55×40×25cm以内(3辺の合計115cm以内)の手荷物1個と、ハンドバッグなどの身の回り品1個で、合計10kgまでです(JAL「機内持ち込みお手荷物」)。ほかのフルサービスの航空会社も、おおむね同じくらいの大きさです。
ZIPAIR は、持ち込みが2個・合計7kgまで運賃に含まれ、追加料金で15kgまで増やせます(ZIPAIR「手荷物について」)。預け荷物が有料なので、行きは機内持ち込みだけ、帰りだけ預け荷物を足すという使い方もできます。
スーツケースの鍵:TSAロックとは?鍵はかけるべき?
TSA ロックは「検査官が開けられる鍵」
アメリカの空港では、運輸保安庁(TSA)が預け荷物をすべて検査しています。多くは機械で調べますが、中身を確かめる必要があるときは、検査官がスーツケースを開けます。
TSA ロックは、TSA の検査官が専用の合鍵で開け閉めできる鍵です。TSA は、鍵をかけたスーツケースを開ける必要があって開けられないときは、鍵を壊すことがあると案内しています(TSA「Travel Tips」の「TSA recognized locks」(英語))。TSA ロックなら、鍵を壊されずに検査してもらえます。最近のスーツケースは、ほとんどが TSA ロックを内蔵しています。鍵の部分にある赤いひし形のマークが目印です。
鍵はかけたほうがいい?
鍵をかけるかどうかは自由ですが、もんちゅの勝手な感想としては、TSA ロックが付いているならかけておくのがおすすめです。空港の荷物の受け取りや、ホテルで荷物を預けたときに、ファスナーが簡単に開かない状態にしておけるからです。
注意したいのは、TSA ロックでない南京錠やベルトの鍵です。検査で開けられなければ壊されることがあり、壊されても補償されないのが一般的です。古いスーツケースで TSA ロックが付いていないなら、鍵はかけずにベルトで留めるか、TSA ロック対応の南京錠を付けるとよいでしょう。
ダイヤル式の鍵は、番号を忘れると開けられなくなります。出発前に番号をスマホのメモなどに控えておきましょう。
スーツケースベルトは必要?
スーツケースベルトは、スーツケースの胴まわりに巻くベルトです。ハワイ旅行で必ず要るものではありませんが、次のような理由で付ける人が多いアイテムです。
- 空港のターンテーブルで自分のスーツケースを見つけやすい。ハワイ便は同じような色・形のスーツケースが多いので、目立つ色のベルトがあると取り違えを防げます
- 万一ファスナーが壊れたときに中身が飛び出しにくい。パンパンに詰める帰りは特に安心です
ベルトにも TSA ロック付きのものとそうでないものがあります。鍵付きのベルトを使うなら TSA ロック対応のものにしてください。
液体・電池の入れ方:スーツケースに入れるもの、入れないもの
液体は100mlを超えるならスーツケースへ
機内に持ち込む液体は、100ml以下の容器に入れて、1リットルほどの透明な袋にまとめる決まりです。帰りのホノルル空港でも同じで、TSA の「3-1-1」ルールと呼ばれています(TSA「Liquids Rule」(英語))。
大きなボトルの日焼け止めやシャンプー、ハワイで買ったハチミツ・ジャム・コナコーヒーのリキッドなどは、スーツケースに入れて預けます。瓶のお土産は、衣類で包んでジッパー付きの袋に入れ、スーツケースの真ん中に置くと、割れても中身が広がりにくくなります。お土産の詰め方は「ハワイの食べ物のお土産」も参考にしてください。
モバイルバッテリー・予備の電池は機内へ
モバイルバッテリーや予備のリチウム電池は、スーツケースに入れて預けることができません。必ず機内持ち込みの手荷物に入れます。2026年4月24日からは、機内に持ち込めるモバイルバッテリーが1人2個までになるなど、ルールが追加されました(国土交通省の報道発表)。詳しくは「ハワイ旅行の持ち物リスト」のモバイルバッテリーの節にまとめています。
日本からの食品は「申告」が大切
日本のお菓子やカップ麺をスーツケースに入れていく人も多いですが、肉エキスの入った食品など、ハワイに持ち込めないものもあります。迷ったら、税関申告書(またはモバイル・パスポート・コントロールのアプリ)で「食品を持っている」と申告するのが基本です。品目ごとの判断は「ハワイに日本の食べ物は持ち込める?」をご覧ください。
行きは空けて、帰りに詰める

ハワイ旅行のスーツケースは、帰りのほうが重くなるのがふつうです。行きの段階で次のような工夫をしておくと、帰りに慌てずに済みます。
衣類は圧縮袋でかさを減らす
Tシャツや薄手の服は、圧縮袋に入れるとかさがぐっと減ります。帰りは着たあとの服を圧縮袋にまとめ、空いたすき間にお土産を詰めていきます。ただし、圧縮しても重さは変わりません。かさが減ったぶん詰め込みすぎて、重さの上限を超えないように気をつけてください。
折りたたみバッグを1つ入れておく
スーツケースに入りきらなかったときのために、折りたためるボストンバッグを1つ入れておくと安心です。帰りに買ったものを詰めて、機内持ち込みにしたり、2個目の預け荷物にしたりできます(2個目が無料かどうかは航空会社と運賃によります)。
ホテルを出る前に重さを量る
帰りのスーツケースが23kgを超えていないかは、空港へ行く前に量っておくのがいちばんです。空港のカウンターで詰め直すのは大変ですし、後ろに並んでいる人にも気をつかいます。吊り下げて量るラゲッジスケールなら、ホテルの部屋で簡単に量れます。
帰国日の空港での動き方や、荷物を預けたあとの保安検査の流れは「ホノルル空港の出発ガイド」にまとめています。チェックアウトのあとに買い物をする最終日の過ごし方は「ハワイ最終日はアラモアナセンターで」も参考にしてください。
現地でスーツケースが壊れた・足りなくなったら
ロス・ドレス・フォー・レスで買い足す
キャスターが壊れた、荷物が増えて入りきらない、というときは、ハワイで買い足すこともできます。オフプライスストアのロス・ドレス・フォー・レスのワイキキ店には、スーツケースの売り場があります(品ぞろえは時期によって変わります)。営業時間や店舗の様子は「ロス・ドレス・フォー・レスの楽しみ方」で紹介しています。
ハワイで買ったスーツケースは、サイズの表示がインチであることがほとんどです。「62インチ(約157cm)以内」かどうかを確かめておくと、帰りの便でサイズ超過になる心配が減ります。
壊れたスーツケースはどうする?
空港で受け取ったときにスーツケースが壊れていたら、その場で航空会社の手荷物カウンターに申し出ます。ホノルル空港の到着エリアを出てしまうと手続きが難しくなることがあるので、受け取ったらすぐに確かめましょう。旅行中に壊れたもの(航空会社の責任ではないもの)は、クレジットカードの海外旅行保険の「携行品損害」の対象になることがあります。補償の条件はカードによって違うので、カード会社の案内を確かめてください。
壊れたスーツケースを現地で手放したいときは、泊まっているホテルのフロントに処分を頼めるか相談してみてください。対応はホテルによって違い、断られることもあります。
よくある質問
Q. ハワイ5日間(3泊5日)のスーツケースは何リットルがいいですか?
40〜60リットル前後(S〜Mサイズ)が目安です。お土産をたくさん買う予定なら、60リットル前後のMサイズにしておくと帰りに余裕があります。
Q. ハワイに行くとき、スーツケースに鍵はかけないほうがいいですか?
かけるなら TSA ロックにしてください。TSA ロックなら、アメリカの保安検査で開ける必要があっても、検査官が専用の合鍵で開け閉めできます。TSA ロックでない鍵は、検査のときに壊されることがあります。
Q. スーツケースは1人何個まで預けられますか?
JAL とハワイアン航空のエコノミークラスは2個まで無料です。ANA は運賃によって0〜2個、ZIPAIR は1個目から有料です(2026年11月時点)。予約した航空券の表示で確かめてください。
Q. 23kgを超えたらどうなりますか?
追加料金がかかります。エコノミーで23kgを超えて32kgまでなら、JAL とハワイアン航空は1個10,000円(ホノルルで払うなら100ドル)、ANA は6,000円です(日本で払う場合、2026年11月時点)。32kgを超えると料金がさらに上がるか、預けられないことがあります。
Q. スーツケースはレンタルと購入、どちらがいいですか?
年に1回以上旅行するなら購入、ハワイ旅行が数年に1回なら、家族分のスーツケースをレンタルする方法もあります。レンタルなら、旅行の日数に合わせて大きさを選べ、置き場所にも困りません。
まとめ
ハワイ旅行のスーツケースは、帰りの荷物の量を考えて大きさを選び、航空会社の「個数・重さ・3辺の合計」の上限に合わせるのがコツです。特に大型のスーツケースは、ANA とハワイアン航空ではサイズ超過になることがあるので、買う前に3辺の合計を確かめておきましょう。
鍵は TSA ロックを使い、モバイルバッテリーは機内持ち込みへ。帰りは圧縮袋と折りたたみバッグで荷物を整え、ホテルを出る前に重さを量っておけば、空港で慌てずに済みます。準備の全体像は「ハワイ旅行の持ち物リスト」と、お土産選びは「ハワイのお土産ガイド」もあわせてどうぞ。
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