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ハワイでウミガメに会えるビーチ|オアフ島の見られる場所と守るルール【2026年版】

📅 公開 2026年10月19日
ハワイでウミガメに会えるビーチ|オアフ島の見られる場所と守るルール【2026年版】

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砂浜でのんびり甲羅干しをするウミガメや、海の中をゆったり泳ぐウミガメ。ハワイでは、ウミガメはハワイ語で「ホヌ」と呼ばれ、幸運の象徴として親しまれています。「せっかくハワイに行くなら、一度は野生のホヌに会ってみたい」と考える方も多いのではないでしょうか。いっぽうで、「どこに行けば会えるの?」「どのくらい近づいていいの?」「触ったら罰金って本当?」と、気になることもありますよね。

この記事では、オアフ島でウミガメに会える可能性のある場所と、見るときに守りたいルールを、NOAA(米海洋大気庁)やハワイ州の公式情報をもとにまとめました。情報は2026年10月時点のものです。ウミガメの写真は、もんちゅのお友達が2010年3月にノースショアで撮影したものです。ウミガメは野生の生きものなので、どの場所でも「必ず会える」わけではありません。会えたらラッキー、くらいの気持ちで出かけてみてください。

砂浜で休むウミガメをロープの外から見守る家族のイラスト

まず結論:ウミガメに会いたいときの考え方

  • 砂浜で休む姿を見たい → ノースショアのラニアケア・ビーチが定番です。NOAA によると、1日に浜へ上がるウミガメはおよそ0〜4匹。会えない日もあります
  • 海の中を泳ぐ姿を見たい → ワイキキ沖のウミガメが集まるポイントへ行くボートのシュノーケリングツアーや、ハナウマ湾(事前予約制)が選択肢です
  • どこで見るときも、3メートル以上離れる。触らない・エサをあげない・追いかけない。ハワイ州法と米国の連邦法(絶滅危惧種法)で守られていて、違反すると罰金や禁錮の対象になります

ハワイのウミガメ(ホヌ)ってどんな生きもの?

ハワイの浜や海で見かけるウミガメの多くは、アオウミガメ(Green sea turtle)です。体の脂肪が緑がかっていることが名前の由来で、甲羅は茶色っぽい色をしています。海藻や岩についた藻を食べに、浅い岩場の近くに集まってきます。

ハワイのアオウミガメには、砂浜や岩場に上がって休む(甲羅干しをする)という珍しい習性があります。NOAA は、アオウミガメがこうして浜で休むのが見られるのは、ハワイを含めて世界で4か所しかないと紹介しています(NOAA Fisheries「Frequent Questions: Sea Turtles」(英語))。体温の調節や消化を助けるためと考えられています。浜で眠っているように動かないウミガメは、具合が悪いのではなく、休んでいることがほとんどです。

ハワイのウミガメは、米国の**絶滅危惧種法(ESA)**とハワイ州法の両方で保護されています。旅行者にも同じルールが適用されます(罰則は後半の「守るルール」で説明します)。

オアフ島でウミガメに会える主な場所

場所エリア会い方ワイキキからの目安
ラニアケア・ビーチノースショア(ハレイワの北)浜で休む姿・波打ち際を泳ぐ姿車で1時間前後
ハレイワ周辺のビーチノースショア(ハレイワの町)海を泳ぐ姿車で1時間前後
ワイキキ沖ワイキキボートで沖へ出るシュノーケリングツアーツアーの送迎・集合場所による
ハナウマ湾オアフ島東部シュノーケリング中に見られることがある車で30分ほど

移動時間は交通状況で大きく変わります。ノースショアは週末や波の高い冬の時期に渋滞しやすいので、時間に余裕を持って出かけましょう。

ラニアケア・ビーチ(通称タートル・ビーチ)

ハレイワの町から海沿いのカメハメハ・ハイウェイを北へ10分ほど進んだところにある浜で、日本では「タートル・ビーチ」の呼び名でも知られています。NOAA の紹介では、1999年からウミガメの甲羅干しが報告されていて、これまでに35匹が記録されています。1日に浜へ上がるのはおよそ0〜4匹、そのうち18〜20匹が「常連」だそうです(NOAA Fisheries「Turtles, Tourism, and Traffic—Keeping Hawaiʻi Honu Safe」(英語))。

黒い岩が点在する砂浜で、ウミガメが1匹うつぶせで休んでいる。奥には波の打ち寄せる海と椰子の木、手前の砂浜には赤いロープが張られている
ノースショアの砂浜で休むウミガメ。浜には赤いロープが張られていました(2010年3月撮影)

浜では、ウミガメを守る活動をしている非営利団体「マラマ・イ・ナ・ホヌ(Mālama i nā Honu)」のボランティアが、1年中毎日、見学のマナーを伝えたり、ウミガメの観察記録をとったりしています(Mālama i nā Honu 公式サイト(英語))。ウミガメが上がってくると、浜にロープを張って見学の範囲を示していることがあります。ロープがあれば、その外側から見守りましょう。ボランティアの方は、浜にいるウミガメ1匹1匹の話を教えてくれることもあります。

2026年10月時点の注意:道路工事が続いています。 ラニアケア・ビーチの前のカメハメハ・ハイウェイは、海岸の浸食に対応するため、道路を内陸側へ移す工事が進められています。工事中も浜には入れますが、駐車場の配置は工事の段階に合わせて変わってきました(ハワイ州運輸局のお知らせ(英語))。2026年10月の現地報道によると、工事区域で埋葬地が見つかったため工事は中断していて、当初2026年春とされていた完成は2028年ごろにずれ込む可能性があるとされています。同じ報道では、地元の州議会議員が「新しい駐車場は住民用にし、観光客はハレイワの外に車を置いてシャトルで来てもらう」という案を出していると伝えられていますが、決まったものではありません(Hawaii News Now(英語)、2026年10月)。

  • 現地の案内表示や誘導に従い、路肩の駐車禁止の場所には止めない
  • 交通量の多い幹線道路なので、道路を渡るときは十分に注意する。子ども連れの方は手をつないで
  • 浜は日陰が少ないので、飲み物や日差し対策を持っていくと安心

ノースショアへの行き方(バス・シャトル・ツアー・レンタカー)は「ワイキキからノースショアへの行き方」、レンタカーで回るモデルコースは「ノースショア1日ドライブ」にまとめています。

ハレイワ周辺のビーチ

ノースショアの中心の町ハレイワは、ラニアケア・ビーチから車で10分ほどです。ハレイワの港の周りや近くのビーチパークでも、海の中を泳ぐウミガメが見られることがある、と多くの旅行ガイドで紹介されています。ハレイワの町でシェイブアイスやガーリックシュリンプを楽しむついでに、海をのぞいてみるのもよいですね。

ただし、ノースショアは冬(おおむね11〜3月)は大きな波が立つ日が多く、海に入るのは危険なことがあります。ライフガードのいるビーチを選び、波が高い日は浜から眺めるだけにしましょう。海の安全については「ハワイの治安と安全対策」も参考にしてください。

ワイキキ沖(シュノーケリングツアー)

ワイキキのビーチから泳いでいてウミガメに出会うこともありますが、確実ではありません。海の中を泳ぐウミガメを見たい方には、ボートでワイキキの沖へ出るシュノーケリングツアーが選ばれています。ツアー会社が「タートルキャニオン」などと呼ぶ、ウミガメが集まりやすいサンゴ礁のポイントへ行くものが多く、ボートで10〜15分ほどで着く近さと案内しているツアーが多いです。

  • ツアーの時間・料金・送迎の有無は会社によって違います。予約や支払いは各ツアー会社で行います
  • 「ウミガメに必ず会える」とうたっていても、自然が相手なので会えないことはあります。会えなかったときの扱い(返金や振替があるか)を予約前に確かめると安心です
  • ツアーでも、ウミガメから3メートル以上離れるルールは同じです。スタッフの指示に従い、触ったり追いかけたりしないようにしましょう

日本からまとめて予約しておきたい方は、旅行予約サイトの KKday でもワイキキ沖のウミガメのシュノーケリングツアーを扱っています。対象年齢や泳ぎの条件がツアーごとに違うので、家族の顔ぶれに合うものを選んでください。案内言語や集合場所は商品ページで確かめておくと安心です。

どちらの商品ページもウミガメとの出会いを前面に出していますが、会えるかどうかは海の状態しだいです。予約・支払いは KKday で行います。条件は変わることがあるので、商品ページで最新の情報を確認してください(2026年10月時点)。

旅行予約サイトの Klook(クルック)にも、タートルキャニオンのツアーがあります。どちらも案内は英語です。

Klook で申し込んだ場合、予約・支払いは Klook で行い、キャンセルの条件も Klook の商品ページの規定に従います。条件は変わることがあるので、商品ページで最新の情報を確認してください(2026年10月時点)。

海の中を泳ぐウミガメを、離れた水面から見守るシュノーケラーのイラスト

海の中で写真を撮るなら、スマホ用の防水ケースがあると安心です。ウミガメに近づいて撮るのではなく、離れた場所からズームで撮るつもりで準備しましょう。

海でスマホを使うなら防水ケース

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ハナウマ湾

オアフ島東部の自然保護区ハナウマ湾は、サンゴ礁と魚が見られるシュノーケリングの名所です。シュノーケリング中にウミガメが見られることもあります。ハワイ州の住民以外は原則として事前予約が必要で、予約は訪問日の2日前の朝7時(ハワイ時間)に開きます。入場料や営業日、予約の手順は「ハナウマ湾の予約方法」で詳しく紹介しています。

ウミガメを見るときに守るルール

ハワイのウミガメは法律で守られている生きものです。「かわいいからちょっとだけ」が違反になることもあるので、出かける前に確認しておきましょう。

3メートル(10フィート)以上離れる

NOAA は、ハワイでウミガメを驚かせないために、陸上でも海の中でも最低3メートル(10フィート)離れることをすすめています(NOAA Fisheries(英語))。この距離を保てば、ウミガメの休み方や食事の様子にはほとんど影響がないとされています。

砂浜の岩の間で、甲羅を乾かすようにじっと休むウミガメ。右下の端に赤いロープが写っている
砂浜で休むウミガメ。右下に赤いロープが写っています。ズームを使えば、離れたままでも甲羅の模様まで撮れます(2010年3月撮影)
  • 海の中でウミガメが近づいてきたときは、慌てずにゆっくり離れる
  • 浜で休んでいるウミガメと、海の間に立たない(海へ戻る道をふさがない)
  • 浜にロープが張られていたら、その外側から見る

ちなみに、ハワイアンモンクシール(もんちゅの仲間です)からは15メートル以上離れるのが目安です(ハワイ州観光局「条例・マナー」)。ほかの野生動物との距離の目安は「ハワイでやってはいけないこと」にまとめています。

触らない・エサをあげない・追いかけない

ハワイ州土地天然資源局(DLNR)は、ウミガメを触る、エサをあげる、追いかける、乗るといった行為は、ウミガメを乱す行為として違法になると案内しています(DLNR のお知らせ(英語))。2025年11月には、ウミガメを抱き上げて写真を撮る動画がSNSで拡散し、DLNR が調査に乗り出したと報じられました(Hawaii News Now(英語)、2025年11月)。一緒に写真を撮りたくても、近づいて自撮りをするのはやめましょう。

ロープの外からウミガメを見守るもんちゅ

違反したときの罰則

ハワイ州法では、ウミガメなど州の保護対象の生きものを傷つけたり、つきまとったりする行為の罰則が決められています。初めての違反は軽罪で、250ドル以上の罰金か1年以下の禁錮(またはその両方)、5年以内の2回目以降は重罪(クラスC)で、1,000ドル以上の罰金か2年以下の禁錮などとされています(ハワイ州法 HRS §195D-9(英語))。このほか、米国の連邦法(絶滅危惧種法)でも罰則の対象になります。

2026年のハワイ州議会では、ウミガメに関わる違反の罰金を引き上げる法案(初めての違反で2,500ドル以上など)が審議されました。2026年10月時点で、成立したことは確認できていません(法案 SB3014 HD1 の本文(英語))。

番号のついたウミガメや、けがをしたウミガメを見つけたら

甲羅に番号が書かれたウミガメは、研究のために個体を見分けているものです。NOAA は、3メートル以上離れたまま写真を撮り、観察プログラム「Honu Count」に報告するよう呼びかけています。けがをしたウミガメや、釣り糸が絡まったウミガメを見つけたときは、NOAA の海洋生物ホットライン (888) 256-9840 に連絡します(NOAA Fisheries(英語))。自分で助けようとして触らないようにしましょう。

ウミガメに会いに行く日の持ち物

ノースショアの浜は日陰が少なく、ボートツアーは海の上で強い日差しを浴び続けます。日焼け止め、帽子、サングラス、飲み物は忘れずに。

海に入る日の日焼け止めは、サンゴ礁への影響が指摘されている成分を避けたものを選びましょう。ハワイ州では、オキシベンゾンかオクチノキサートを含む日焼け止めの販売が禁止されています(持ち込み自体は禁止されていません)。くわしくは「ハワイの日焼け止め規制」で紹介しています。

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そのほか、あると便利なものは次のとおりです。

  • スマホやカメラのズーム機能: 3メートル以上離れても、ウミガメの表情まで撮れます
  • ラッシュガードやライフジャケット: シュノーケリングでは浮いたまま楽しむと、サンゴやウミガメに近づきすぎずにすみます
  • ビーチサンダル以外の歩きやすい靴: 岩場が多い浜もあります

よくある質問

Q. ラニアケア・ビーチに行けば、必ずウミガメに会えますか?

必ず会えるとは限りません。NOAA の紹介では、浜に上がるウミガメは1日におよそ0〜4匹で、1匹もいない日もあります。会えなかったときのために、ハレイワの町歩きなど、ほかの予定も組み合わせておくと楽しめます。

Q. 子どもがウミガメを触りたがったら?

触るのは違法になる行為です。出かける前に「ウミガメさんはお休み中だから、遠くから見ようね」と約束しておくと安心です。ロープが張られていれば、その外側から見るよう声をかけましょう。

Q. 海の中でウミガメが自分のほうに泳いできたら、どうすればいいですか?

慌てずに、ゆっくりと距離をとりましょう。ウミガメの進路をふさいだり、手を伸ばしたりしないようにします。NOAA は、海の中でも3メートル以上離れることをすすめています。

Q. フラッシュを使って写真を撮ってもいいですか?

NOAA の案内にはフラッシュについての決まった記載はありませんが、ウミガメを驚かせる可能性がある行為は避けたいところです。日中の浜なら、フラッシュなしで十分きれいに撮れます。

Q. ウミガメに会えるツアーは、どう選べばいいですか?

ウミガメとの距離のルールを守るよう案内しているか、会えなかったときの扱いはどうか、送迎があるか、子どもの参加条件はどうかを比べて選ぶと安心です。予約や支払いは各ツアー会社で行います。

こんな人におすすめ/向いていない人

おすすめ

  • ノースショアの観光と組み合わせて、浜で休むウミガメを見てみたい方
  • 子どもと一緒に、ハワイの自然や生きものを守るルールを学びたい方
  • シュノーケリングで、海の中を泳ぐウミガメを見てみたい方

向いていない人

  • 「必ず近くで見られる」「一緒に写真を撮れる」ことを期待している方(ルール上できません)
  • 冬の大波の日に、ノースショアで泳ぎたい方(浜から見るだけにしましょう)

まとめ

オアフ島でウミガメに会いたいなら、浜で休む姿はノースショアのラニアケア・ビーチ、海の中を泳ぐ姿はワイキキ沖のシュノーケリングツアーやハナウマ湾が選択肢です。どこで見るときも、3メートル以上離れる・触らない・エサをあげない・追いかけないの4つを守りましょう。ラニアケア・ビーチの前の道路工事は2026年10月時点で中断していて、駐車場の配置などが変わることがあります。出かける前に、現地の案内やニュースを確認してください。

もんちゅの勝手な感想ですが、ロープの外からのんびり昼寝するホヌを眺めていると、こちらまで時間の流れがゆっくりになる気がします。同じ海の仲間として、ホヌたちがこれからもハワイの浜で安心して休めるよう、遠くからそっと見守ってもらえるとうれしいです。

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もんちゅ
この記事を書いた人: もんちゅ

ハワイに通い続けるハワイマニアのモンクシール「もんちゅ」。定番スポットから穴場まで、実際に歩いて・食べて・乗って確かめた情報を正直にレポートしています。

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