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「ハワイの免税店でブランド品を買うのが楽しみ」「買い物の税金って、帰国前に戻ってくるの?」。ハワイ旅行の準備をしていると、免税まわりの疑問が出てきますよね。
先に答えると、ハワイ(アメリカ)には、旅行者が買い物で払った税金を返してもらう仕組みはありません。さらに、ワイキキのカラカウア通りにあった大型免税店「Tギャラリア ハワイ by DFS」は2026年1月に閉店しました。この記事では、ハワイの税金の仕組み、いま免税で買える場所、日本に持ち帰るときの免税範囲を、ハワイ州や日本の税関の公式情報をもとにまとめました(2026年10月時点)。

まず結論:ハワイの「免税」はこう考える
- 買い物の税金が戻る制度はない。ヨーロッパの付加価値税(VAT)のような旅行者向けの払い戻しはアメリカにはなく、ハワイも同じです
- 値札は税抜き。オアフ島では会計時に、お店が最大4.712%の税(GET)を上乗せします。ざっくり「値札の5%増し」と考えておくと計算が楽です
- 免税で買えるのは、いまは空港の国際線エリアが中心。DFS はワイキキ店を2026年1月28日に閉め、ハワイから撤退しました。ホノルル空港の免税店は、2026年4月から別の会社が運営しています
- 日本に帰るときの免税範囲は別の話。お酒3本・香水2オンス・その他の品物は合計20万円までなど、日本の税関の決まりで判断します
以下で、それぞれ詳しく見ていきます。
ハワイの税金は「GET」:値札に最大4.712%が加わる
GET はお店にかかる税
ハワイには、日本の消費税に近い「GET(General Excise Tax、一般消費税)」があります。日本の消費税と違うのは、税金がかかるのはお店(事業者)の売上で、お客さんが払うのはお店が上乗せした分、という仕組みである点です。
オアフ島(ホノルル市郡)の税率は、州の4%に郡の上乗せ0.5%を足した4.5%。お店は税金分を価格に上乗せしてよく、**上乗せできる上限は4.712%**と定められています。4.5%ちょうどではないのは、上乗せした分の売上にもまた税がかかるためです。マウイ・カウアイ・ハワイ島も、2026年10月時点では同じく上限4.712%です(出典: ハワイ州税務局 郡上乗せ税の案内(英語))。
旅行者にとってのポイント
- 値札(棚の表示)は税抜き。レジで税が足されるので、会計額は値札より少し高くなります
- パスポートを見せても税金は引かれない。日本のドラッグストアのような「免税カウンター」はありません
- 帰国前に空港で税金が戻ることもない。レシートを取っておいても払い戻しの手続きはありません
- ホテルの宿泊代には GET に加えて宿泊税がかかります。詳しくは「ハワイのリゾートフィーと宿泊税」にまとめています
税とチップを足した支払額の目安は「ハワイの物価【2026年版】」、チップの考え方は「ハワイのチップ」も参考にしてください。
ワイキキの免税店(DFS)は2026年1月に閉店
63年続いた DFS がハワイから撤退
カラカウア通りの「Tギャラリア ハワイ by DFS」は、ブランド品や化粧品、お酒を免税で買える場所として、日本人旅行者にもおなじみでした。しかし DFS は2026年1月にハワイからの撤退を発表し、ワイキキ店は2026年1月28日に営業を終えました。ホノルル空港の店は、DFS としての営業を3月31日に終えています(出典: Hawaii News Now(英語)、閉店当日の報道(英語))。

撤退の理由について DFS は具体的に説明していませんが、同じ報道では、日本からの旅行者が戻りきっていないことや円安で1人あたりの買い物額が減っていることを挙げる専門家の声が紹介されています。
古いガイドや口コミに注意
ネット上には「ワイキキの DFS で免税ショッピング」「DFS のシャトルで空港へ」「カード会員は DFS で割引」といった、閉店前の情報がまだたくさん残っています。2026年以降にハワイへ行くなら、ワイキキの街なかに大型の免税店はない前提で計画しておきましょう。2026年10月時点で、跡地の新しいテナントは発表されていません。
なお、カラカウア通りなどで「DUTY FREE」と書かれた看板を見かけても、日本のような免税で買えるとは限りません。気になるときは、レジで税金がかかるかを確かめてから買うと安心です。
いま免税で買えるのは空港の国際線エリア
ホノルル空港の免税店は2026年4月から新しい会社に
ハワイ州運輸局は2026年2月、ホノルル空港とカフルイ空港の免税店の新しい運営会社に、ニューヨークに本社を置く International Shoppes(インターナショナル・ショップス)を選んだと発表しました。契約期間は10年で、2026年4月1日から、それまで DFS が運営していた店を引き継いでいます(出典: ハワイ州運輸局の発表(英語))。

業界誌の報道によると、新しい運営会社はハワイの地元ブランドに力を入れていて、ホノルル・クッキー・カンパニーやハワイアン・キング・キャンディーズ(マカダミアナッツのチョコレート)、オアフ島のラム酒「コ・ハナ」などを扱っています。既存の店は営業を続けながら、改装と品ぞろえの見直しを進める計画です(出典: DFNI(英語))。改装中は売り場や取り扱いブランドが変わることがあるので、「空港で必ずこのブランドを買う」と決め打ちしないほうが安心です。
空港の免税店を使うときのポイント
- 免税で買えるのは国際線に乗る人。保安検査を通った後の出発エリアにある店で、会計のときに搭乗券を見せるのが一般的です
- お酒など液体の免税品は、開封防止袋(STEBs)に入れたまま持ち込む。日本への直行便なら機内に持ち込めますが、途中で袋を開けると乗り継ぎ地の保安検査で没収されることがあります(出典: 国土交通省の報道発表)
- 時間に余裕を持って保安検査を抜ける。出発前の買い物を楽しみにしているなら、保安検査の混雑も見込んで早めに空港へ向かいましょう
空港への移動は「ホノルル空港からワイキキへの行き方」も参考にしてください(帰りは逆ルートで使えます)。
日本の空港の「到着時免税店」という選択肢も
日本に帰ってから、税関を通る前に外国製のお酒やたばこを買える「到着時免税店」があります。開業時の報道では、成田空港が2017年、羽田空港・関西空港が2018年に開業しています(出典: Aviation Wire(2017年)、同(2018年・羽田))。重いお酒をハワイから運ばずに済むのが利点です。扱いは外国製品だけで、日本の免税範囲(下で説明します)の中で買う仕組みです。営業時間や店舗は変わることがあるので、使う予定の空港の公式サイトで確認してください。

「ハワイはブランド品が安い」は本当?
「ハワイで買えば免税で安い」というイメージがありますが、いまは次の点を足して比べる必要があります。
- ワイキキの店で買うと GET(最大4.712%)が加わる
- 円に直すときの為替レート。2026年は円安の傾向が続いていて、ドル建ての値札が日本の価格より安いとは限りません
- クレジットカードの海外事務手数料。カード会社や国際ブランドによって違いますが、カード会社の換算レートに数%の手数料が加わるのが一般的です
ブランドや商品によって、日本より安いもの・高いもの・同じくらいのものがあります。「日本の公式オンラインストアの税込価格」と「ハワイの値札 × 1.047 × その日のレート+カードの手数料」をスマホで比べてから決めると、後悔しにくくなります。
セール品やアメリカのブランドを狙うなら、アウトレットのほうが値段の差が出やすいこともあります。「ワイケレ・プレミアム・アウトレットの行き方」でお店と回り方をまとめています。
日本に持ち帰るときの免税範囲
ハワイで買ったものを日本に持ち帰るときは、日本の税関の「携帯品の免税範囲」の中なら、関税や消費税がかかりません。成人1人あたりの主な範囲は次のとおりです(出典: 税関 海外旅行者の免税範囲、2026年10月時点)。
| 品目 | 免税になる範囲 |
|---|---|
| 酒類 | 3本(1本760ml程度のもの) |
| 紙巻たばこ | 200本(加熱式たばこ・葉巻などは別の基準。複数の種類を持ち帰る場合は換算して計算) |
| 香水 | 2オンス(1オンスは約28ml。オーデコロン・オードトワレは含めない) |
| その他の品物 | 海外市価の合計20万円まで |
知っておきたいポイントは次の4つです。
- 20歳未満は、お酒とたばこは免税にならない
- 1品目ごとの海外市価の合計が1万円以下のもの(たとえば同じクッキーをいくつか買って合計1万円以下)は、20万円の計算に入れなくてよいとされています
- 1つで20万円を超える品物は、全額に税金がかかる。たとえば25万円のバッグなら、20万円を超えた5万円分ではなく、25万円全体が課税の対象です
- 6歳未満の子どもは、おもちゃなど本人が使うものと明らかにわかるもの以外は、免税範囲の対象にならない。家族の分の範囲をまとめて大人1人の買い物に使える、というわけではありません
日本に入国するときは、免税範囲に収まっていても税関の申告(携帯品・別送品申告書、または Visit Japan Web での電子申告)が必要です。範囲を超えた場合は、窓口で申告して税金を払えば持ち込めます。
食品や植物は、税金とは別に検疫の決まりがあります。ハムやソーセージ、ビーフジャーキーなどの肉製品は、お土産でも日本に持ち込めません。持ち帰れるお土産の選び方は「ハワイのお土産」「ハワイのお菓子・食べ物のお土産」を参考にしてください。
税金を払っても満足できる買い物のコツ
免税が使えなくても、工夫しだいで買い物を楽しめます。
- 地元ブランドやハワイ限定品を選ぶ。日本で手に入りにくいものなら、税を払っても買う価値があります。アラモアナセンターのハワイ発のお店は「アラモアナセンターで買えるハワイメイド」で紹介しています
- ばらまき土産はスーパーやドラッグストアで。ABCストアやターゲットなどは、まとめ買いしやすい価格帯の商品がそろっています(「ABCストア」「ハワイのターゲット」)
- コスメはセフォラで日本未上陸のブランドを。「ハワイのセフォラ」で店舗と選び方をまとめています
- クレジットカードの優待を使う。カード会社のラウンジや提携店の特典が使える場合があります(「楽天カード ハワイラウンジ」など)。特典の内容は変わることがあるので、出発前に各社の公式サイトで確認してください
よくある質問
Q. ハワイで買い物をしたら、帰国前に税金を返してもらえますか?
A. 返してもらえません。アメリカには、旅行者向けに買い物の税金を払い戻す制度はありません。レシートを取っておいても手続きはないので、値札に税(オアフ島は最大4.712%)が加わる前提で予算を立てましょう。
Q. ワイキキに免税店はもうないのですか?
A. ワイキキで長く営業していた「Tギャラリア ハワイ by DFS」は、2026年1月28日に閉店しました。2026年10月時点で、ワイキキの街なかに同じような大型の免税店はありません。免税で買えるのは、主に空港の出発エリアの店です。
Q. ホノルル空港の免税店では何が買えますか?
A. 2026年4月から International Shoppes が運営していて、ハワイの地元ブランドのお菓子やお酒のほか、海外ブランドの商品も扱っています。改装と品ぞろえの見直しを進めているところなので、決まったブランドを買いたい場合は、日本の空港の免税店や到着時免税店も候補に入れておくと安心です。
Q. ハワイで買ったお酒は何本まで持ち帰れますか?
A. 日本の税関の決まりでは、20歳以上なら1人3本(1本760ml程度)までが免税です。4本目からは税金がかかりますが、申告して払えば持ち込めます。お酒は機内持ち込みの液体の制限があるので、空港の免税店で買ったもの以外は預け入れ荷物に入れるのが基本です。
Q. 「ハワイのほうがブランド品が安い」というのは本当ですか?
A. 商品や為替によって変わるので、一概には言えません。値札に税が加わり、カードの海外事務手数料もかかるため、日本の公式オンラインストアの税込価格と比べてから決めるのがおすすめです。
まとめ
- ハワイ(アメリカ)には、旅行者が買い物の税金を返してもらう制度はない
- オアフ島では**値札に最大4.712%の税(GET)**が加わる。値札の5%増しで考えると楽
- ワイキキの DFS は2026年1月28日に閉店。免税で買えるのは主に空港の国際線エリアで、ホノルル空港の免税店は2026年4月から International Shoppes が運営
- 日本に持ち帰るときは、お酒3本・香水2オンス・その他20万円までなどの税関の免税範囲で判断し、申告も忘れずに
免税の有無にかかわらず、「日本では買えないもの」「ハワイで買う意味があるもの」を選ぶのが、いちばん満足度の高い買い物です。お土産選びは「ハワイのお土産」もあわせてどうぞ。
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